水素は健康に必要な、キーワードとして、いまだに人気の高いものではありますが、2015年12月の消費センターでの水素水への指摘によって、スーパーなどからも水素水商品が大幅に減少しています。また、ネット通販でも水素水商品については、水素かなり淘汰されてきました。実際の処どんな水素関連商品が良いのだろうか?

大気中にも実は水素は含まれています。

大気中の水素濃度
出典【写真AC】




宇宙全体では、約90%が水素ですが、地球上では、大気中には殆ど存在せず、海水や鉱物、そして動植物の体内に化合物として水素は存在しています。もちろん人の体内なも約60%が水素でできています。

ここで、注意したいのは、「大気中には殆ど存在していない」という事です。殆どという事は、0では無いという事です。

通常大気は、乾燥空気の主な組成(国際標準大気、1975年)(wiki)によると、大気成分で1番多い窒素(N)が78.084%、酸素(O)が20.9476%とこの2つの成分で、全体の98%をしています。実際大気中に含まれている水素濃度は0.00005%(0.5ppm)に相当します。

つまり、希薄ではあるが、0.5ppmの水素ガスを人は、毎日吸い続けている事になります。

伊藤園も所属している一般社団法人日本分子状水素医学生物学会では

日本分譲水素医学生物学会は、水素水の第一人者である、太田教授が理事長を務めています。この学会には、水素関連商品を販売している、約26社が加盟している団体です。この中で、水素水についてこのような意見が書かれています。

分子状水素を含む水を水素水という。水素水の濃度について、動物モデルに対しては、飽和の5%[80μg/L(0.08ppm)]、10%[160μg/L(0.16ppm)]でも効果を示す時があることが示されているが、人に対する研究では過飽和または飽和に近い濃度の水素水が主に用いられている。市販の水素水も技術力が上がり、飽和の50%[800μg/L(0.8ppm)]を超える商品が主流となっている。

水素水(日本分子状水素 医学生物学会)

広義としては、水素濃度が○○以上が、水素水と定義されていないが、日本分子状水素医学生物学会では0.08ppm以上で、ある程度効果ありと受け取れる内容で書かれており水素水と表現しています。そのためか、改善前の伊藤園の商品は、水素濃度0.08ppmレベルの商品が発売されていましたが現在改善されて下限値が水素濃度0.3ppm程度の商品にはレベルアップしています。

ただ、ここで、疑問です。大気中の水素濃度が、0.5ppmあるのであれば、水素濃度が0.5ppm以下のものは、水素の効果があるといえるのだろうか? 

水素の効果を期待するためには

水素には、抗酸化作用、ヘモグロビン内の水素モーター促進、血流流動向上がある事があるため、活性酸素が原因の病気である、がん、糖尿病、心筋梗塞、パーキンソンなどや、疲れ、冷え性などの代謝機能不全などに効果があるとされていますが、

大気中に水素がある以上、水素水が0.5ppm以下では、呼吸で取り入れている量と同じため 薬理効果があるとは言えない、ある意味プラシボー効果ではと考えるのが自然なのではないだろうか、ただ、千葉大学、九州大学がネイチャーに発表した、Oral ’hydrogen water’ neuroprotective ghrelin secretion in mice.によると、マグネシムウ反応で作られた0.08ppm水素水をマウスに0.8mL飲ませたときに、胃の水素濃度が上昇すると、胃にあるグレリンが増加するという。(人の実験では無いためちょっと残念ではあります)

グレリンは28個のアミノ酸がなるペプチドホルモンで、一般的には、成長ホルモン分泌促進物質として考えられているもので、一般的に空腹時の胃の粘膜から分泌されるもので、摂食亢進、エネルギー代謝調整作用、心血管への作用、消化管運動の作用など、多種多様となっており、各種疾患の治療ターゲットとして注目を集めている物質でもあります。一般的な言い方であれば、体重増加作用、脂肪細胞の産生を促す効果があるため、かん患者の食欲不振等を改善するための薬として、酢酸メゲステロールおよびメドロキシプロゲステロンなどが存在するが、副作用等のため、国内では不承認の薬であります。一方で、2型糖尿病の患者は、このグレリン濃度が低く、インスリンの分泌促進にも働きます。血圧降下にも期待があります。

つまり、水素水を飲むと、グレリンと脂肪産生抑制ホルモンであるレプシンと対となる成長ホルモンが増加傾向にあるという事です。

水素水や水素関連商品の実情としては、動物実験、人であっても、治験が数10人単位と非常に少ないのが現状です。ただ、様々な効果の確認をする場合、希薄な水素濃度では無く、水素豊富水と言われる1.6ppmの水素を作って実験するのが一般的なのも事実です。

水素関連商品を選ぶ場合のポイント

水素関連商品である、水素水、水素サプリ、水素風呂などあるかと思いますが、選ぶなら高濃度の水素濃度の製品を使用する事が必要と感じます。但し、1.6ppm以上の水素水は、ありえない

ここで言う高濃度水素水とは、1~1.6ppmの間の水素水です。もちろん水素サプリも水素風呂もその範囲のものをオススメしたいと思います。ただ、水素風呂は、温度を上げる必要があるため、全体的に低濃度の水素商品が多いのも事実です。もちろん低濃度でも効果が無いとはいいませんが、期待値が下がるかと思います。ただ、水素風呂は、口から飲む水素水や水素サプリと違い、肌から水素を吸収していく関係で、肌から抗酸化作用が始まるのも特長です。

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