「お魚好きやね」あなたはこの言葉を聞いた事がありますか?健康に関心がある方は、非常に大事な言葉なのです。なんで関西弁なのかなどと言う人もいますが、実は「おさかなすきやね」は血液サラサラ効果のある食べ物の頭文字を集めた健康のキーワードなのです。健康に関心がある人は知っていて損は無い言葉です。

魔法の言葉「お魚好きやね」とは

おさかなすきやね
出典【写真AC】

魔法の言葉「お魚好きやね」

オサカナスキヤネは、実は血液をサラサラにする事が出来る食品の頭文字を表した言葉です。肉食が続くと、血液がドロドロになってしまいます。そんな時にこのオサカナスキヤネの食品を食べる事でサラサラ血液になります。

お:お茶

お茶は、古くから日本人は1番親しみのある、飲み物ですが、最近の研究では血液サラサラ効果が高い事が判っています。

血液ドロドロの原因は、高血圧や糖尿病につながるように血糖値の上昇が要因のひとつです。そんな血糖値を下げる事ができるのがお茶の効能なのです。

富山医薬科薬学部 清水峯夫(みねお)助教授は、お茶の血糖値の関係を研究しています。そして発見したのが、ポリサッカライドと呼ばれる多糖類のひとつです。

ポリサッカロイドは、熱に弱い特長があります。つまり熱湯では無く水出しのお茶が良いという事になります。

また緑茶、紅茶、ウーロン茶などにもポリサッカライドは含まれていますが、発酵していない、緑茶類が含有量が多く、特に4番茶と呼ばれる番茶にポリサッカライドの含有量が多かったのです。(1番安いお茶に効果があるのは非常に面白です。)

つまり血糖値を下げるためには、水出しの番茶が良いという事になります。

さ:魚

魚には、身体に良い効果が様々含まれています。その中で、血液サラサラ効果がある成分が、EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる成分で、特にサバ、アジ、イワシ、サンマなど青魚と呼ばれるものに多く含まれている栄養素で、悪玉コレステロールや脂肪を減らす働きがあり、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化などの防止に役立ちます。つまりサラサラ血液になると言う事です。成人病予防にも効果的です。

か:海藻

海藻には、天然の食物繊維が豊富です。この食物繊維を取ることで、血糖値の上昇を抑える事が出来、結果的にドロドロ血の防止に繋がります。また海藻類は、栄養素も豊富で、褐藻類表面のヌメリに含まれるフコイダインは様々な効果が期待できる成分です。ただ、欧米人は、海藻類を分解できる酵素がないため、食べない方が良い食物でもあります。

な:納豆

納豆には、様々な効果が期待できものですが、なかでも代表的なのがナットウキナーゼです。ナットウキナーゼは、納豆独自の成分で、血管に出来てしまう血栓を溶かす事が証明されました。一方で、ナットウキナーゼ同様に納豆に含まれるパチロペプチターゼFが血栓をつくりにくくするといった効果があります。

す:酢

お酢の主成分は酢酸です。酢酸は、身体にとって大事な栄養素で、得るエネルギー代謝を促す効果があります。そのためコレストロールの合成を抑え、内臓脂肪を減少する力があり、ドロドロ血の原因となる栄養素を代謝によってエネルギーにする力があるのです。また酢酸によってカルシウムの吸収効果、腸内細菌の活性化などの効果も期待できます。

き:きのこ類

きのこは、野菜などとは違った食物繊維が多く含まれています。野菜の中では切り干し大根が20.7g/100gと多い方ですが、干しシイタケはそれをはるかに上回る41g/100gと非常に多いのが特長です。これらの食物繊維は体内に入ってきた、コレステロールなどを自ら吸収して、便として排出する事で、身体への吸収を抑える効果があります。またシイタケに含まれるアミノ酸の一種である、エリタデニンは、コレステロールの体内への吸収を抑えて、体外に排出する効果が期待できます。そのため高血圧や動脈硬化を防止する事ができます。

や:野菜

野菜は食物繊維の宝庫のためシイタケなどと同じ効果が期待できます。また栄養の宝庫となります。単色の野菜ばかりを食べないで、緑黄色野菜や淡色野菜を組み合わせて食べる事が必要です。特に、油脂分といっしょに取る事で、野菜に含まれるベーターカロチンの吸収が高まる事が判っています。そのためナッツ類といっしょに食べたり、油炒めをする事で栄養の吸収力が高まります。また、ビタミンD、Kが多いレバー、魚介類、シイタケを野菜といっしょに摂取する事で、野菜に含まれているカルシウムを吸収しやすくなります。逆にニンジンと大根のように、ビタミンCの吸収を阻害するような相性の悪いものもあります。

ね:ネギ類

ここでいうネギは、長ネギ、玉ねぎ、ニンニクといったものをすべて含みます。これらに共通している成分としてアリシンがあります。アリシンには、血糖値抑制効果があり、糖尿病の予防にも効果があるとされている成分です。また、アリシンが過熱によって変質した、アホエンは、コレステロールの吸収抑制に続いて、抗血栓効果が期待でき、それによって脳梗塞、心筋梗塞のリスク低減につながります。

まとめ

高血圧や糖尿病は、以外と軽視する人が多い病気ですが、重度になると合併症の原因となるものです。またその要因となるのがドロドロ血ですので、この 「おさかなすきやね」をキーワードとして、食事を選ぶ事で、抑制する効果が非常に高い事が判っています。そのため健康の維持の第一歩として、「おさかなすきやね」を常に意識して、食事をする事をオススメします。実は水素もオサカナスキヤネと同様に血液サラサラ効果のある成分なのです。

参考資料

糖尿病研究

お魚にある優れた栄養・美容効果

海藻ダイエットの効果とやり方。低カロリーで安心、お腹のお掃除

納豆の健康効果

納豆が防ぐ血栓症

効果と効能(良好倶楽部)

【お酢の健康効果】毎日大さじ一杯で血圧が下がる、食後血糖値を緩やかにする、と判明

きのこって栄養ないの? 効果や効能には何があるの?