最近水素の発生装置で非常にお手軽に買えてしまうものに、水素棒や水素スティックと言われているものです。これは、水道水やミネラルウォーターの中に、そのままポンと入れて、しばらくするとその水がなんと、水素水になってしまう、お手軽なものです。
水素棒・水素スティクの水素発生の方法
水素棒は効果なんて本当にあるの!
水素水をつくるのに、何十万もする、機械があるのに、数千円で販売している、水素棒なるものが本当に効き目があるのか疑問に思う人が大勢いました。実は私もそうだってんですけど、実はこんな単純なものでだったんです。
水素水サーバーってどんな方法で、水素を発生させているの?
まず水素棒を考える前に水素水サーバーがどのように、水素を作っているか考えてみましょう。
水素水サーバーの方式としては、気体過飽和方式と電気分解方式がありますが、水素の発生方法は、どちらも同じ電気分解で対応しているのです。
ご存じの通り、水を電気分解すると、水素と酸素が2:1の割合で発生します。水素サーバーについては、この発生した、水素を使って水素水を作り出すのです。
2H2O ⇒ 2H2 + O2
この場合酸素は、大部分は、捨てていますが、酸性水を作っている水素水サーバーもあります。
一方で、水素棒は実はこんな反応で、水素を発生させていたのです。
Mg + 2H2O ⇒ H2 + Mg(OH)2
中学生の理科の教科書に書いてあるので、何となく思い出した人、また、理科の実験で、水の中にマグネシウムを入れて、ぶくぶく出てきた泡を試験管に集めて、火を近づけると、ポンと音がして燃焼する こんな実験覚えていないでしょうか?
水素棒は、水の中に入れっぱなしですので、水素が入った水、水素水が作り出せるのです。しかしここで注意が必要です。水素といっしょに、Mg(OH)2 :水酸化マグネシウムと呼ばれるものが、いっしょに出来てしまうのです。
水酸化マグネシウムは、少量では害はないですが、一般的に便秘薬として使用しているものです。通常は水素棒の中にあり、水には難溶のため、水に入る事は、少ないですが、水素棒で作った、水素水を多く飲むと、下痢になる可能性があります。便秘気味の人には良いかもしれないですが。
また、マグネシウムは一般的に、取り過ぎても体には害は、ないものですが、腎臓に障害のある人は、腎不全等のリスクがあるため、このあたりは、注意をしたいものです。代表的な水素棒はこれです。
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水素棒の問題点
水素棒は、現在あまり問題視されていないのですが、使用しているマグネシウムは、実は食品添加物として使用して良いものとなっていません。禁止物質ではないため、規制にはなっていないのです、そのため考え出された水素発生方法が実はこんな反応で水素を作り出しています。
アルミニウムと水酸化カルシウムを使った水素発生反応
2Al+Ca(OH)2 + 6H2O ⇒ Ca(AlO4)2 +3H2
アルミに消石灰(水酸化カルシウム)と水を入れると、水素が発生するのを応用して作っられたものですが、これらはすべて食品添加物として使用されているものです。そのため安心して使用できるものです。
この反応は、水素棒として単独で売られているものでは、ないのですが、
この反応を利用して水素水をつくっているのは、水素水7.0 や 7water などです。
一度お試し下さい。