最近になり、水素によって自律神経を正す事が出来るという研究結果の確認ができました。
自律神経とは
そもそも自律神経とは、生活する上で、人が動かそうと考えなくても24時間常に動いている神経の事で、循環器、消化器、呼吸器などの活動をコントロールする事の出来る神経の事を言います。自律神経は、昼間に交換神経を活発にさせ、生産活動を活発化させる事が出来まする一方で夜や安静時に副交感神経を活発化させる事で、睡眠を促したりといった働きがある神経です。
この自律神経がストレスや不規則な生活によって乱れる事で、身体の各器官の不調が現れるようになるのです。
自律神経が乱れる事でおこる病気の数々
自律神経失調症
一般的に過度の疲労や精神的なストレスなどが、引き金になって自律神経が乱れ、心や身体に不調があらわれた状態の事で、慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、精神的な事であれば、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる等、個々によって症状が異なる病気です。
神経性胃炎
仕事と生活スタイルによって、精神的なストレスや過労などが原因によって、生活習慣が乱れ自律神経の乱れが発生する事で、胃酸の分泌が過剰になり、気分がふさぐ、のどがつかえる、胸焼けがする、胃が痛む、伊賀もたれるといった胃炎の症状がおこる病気です。
過敏性腸症候群
腸のぜんどう運動に異常が発生して、腹痛をともなう慢性的な下痢や便秘などを引き起こす病気で、場合によっては、下痢や便秘をくりかえす事もあります。また何週間も下痢が続いたり、一次的に止まったとしてもすぐに再発してしまう事もあります。一方で、検査をしても目に見えるような異常が見つからないのも特長です。
メニエール病
メニエール病は、ストレスなどが原因で、内耳のリンパ液に異常が発生して、自分の周囲がぐるぐる回るようなめまい、一方の耳だけ発生する耳鳴り、難聴などが同時に発生して、多くの場合、強い吐き気や嘔吐とながおこる病気で、重症化すると、耳鳴り、難聴などが強くなる病気です。
過呼吸症候群(過換気症候群)
過剰な精神的なストレスがきっかけで、浅く早い呼吸を繰り返す事で、血液中の二酸化酸素濃度が減少する事で、動悸や酸欠状態のような苦しさを感じてさらに呼吸をしすぎてしまう病気でさらに悪循環を繰り返してしまい、手足のしびれ、筋肉のこばわりなどか発生します。
日常の生活に潜む、自律神経症の原因
過度の精神的なストレス
仕事のプレッシャーや人間関係など、生活環境での精神的なストレス、過労、事故、怪我、さらに生活環境の騒音、温度、光といった身体的プレッシャなどが原因によって、自律神経が乱れる場合があります。ストレス過剰によって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうのです。
昼夜逆転生活による不規則な生活
夜勤勤務や夜遊びなどによって、昼夜逆転生活や食生活の不摂生をしていると、自律神経のバランスが乱れる原因になり、慢性的な寝不足や集中力の欠如などが発生します。もともと私たちの身体は、一定のリズムに従って動いていますが、一定時間に起きる、寝るといった事をしないと、自律神経のバランスが乱れる原因となります。
疾患が原因でおこる自律神経症
更年期障害は、主に女性ホルモンの急激な減少によって、自律神経が乱れ ほてり、のぼせ、頭痛、めまいなど様々な不調が発生する病気です。自律神経失調症は、過剰なストレスや身体的ストレスで発生する病気ですが、病気によって自律神経が乱れる事で、さらに症状が悪化するなど、悪重患となるのです。
心拍変動パラメーターで、自律神経の働きが判る
通常自律神経は、問診のみで、血液検査でも判断が出来ないと言われていますが、心拍変動パラーメーターと呼ばれるもので、交感神経、副交感神経が正常に働いているかが判断する事が出来るようになりました。
ヨーロッパ心臓病学会と北米電気生理学会(The European Society of Cardiology and The North American Socirty of Pacing and Electrophysiology)によって提唱された短時間心拍変動解析の数学的なプロセスを用いたアプリケーションによって、5分間の心拍変動を測定する事で、自律神経が正常に働いているかを調べる事が可能になっています。
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基準値 | |
TP値(Total Power) |
交感神経が主として占める自律神経の活動全体を現す数値 |
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VLF | 精神的ストレスが原因でおこる自律神経調節メカニズムの機能的緊張指標 | |
LF | 交感神経と副交感神経の両方の活動を反映してい数値で、リラックス状態で、数値が大きくなります。 | |
HF | 副交感神経(迷走神経)の活動を反映する指標数値 | |
LF/HF( バランス) | 交感神経と副交感神経の全体のバランスを表した数値で、高いと交感神経が優位で低いと副交感神経が優位を表します | 0.8~2 |
LF Norm(LF補正値) | VLFの変化による影響を最小限に抑え、交感神経活動の変化を強調した指標で、おおむね日中に最大化する数値です。 | |
HF Norm(HF補正値) | VLFの変化による影響を最小限に抑え、副交感神経活動による変化を強調した指標で夜間、睡眠時に最大化する数値です。 |
1番重要なのは、LF/HF(バランス)の数値で、基準値は2未満で、2以上になると注意が必要で、5以上になると要注意となります。自律神経の数値は加齢とともにその強度が下がる傾向があるため、またそれぞれの絶対数値よりも、CCVTと呼ばれる標準偏差で判断するのが一般的です。CCVTは自律神経が正常な健常者ほど高く、疲労やストレスを抱えている人ほど低い傾向があります。また加齢とともに低くなる傾向がある数値です。
参考資料
“自律神経の疾患が水素で改善する?” への1件のフィードバック