水素水5.0ppmは、水素豊富水と言われる、1.5~1.6ppmの水素水濃度を遙かに超える水素濃度が、何と、週刊誌で評価されて、みごとに1位となったとの事で、その水素水について考察してみました。

水素水5.0ppmから水素水7.0にグレードアップした水素水

水素水5.0ppmの驚きの評価をした、週刊文春の謎

2013年2月28日号の週刊文春に市場で、発売されている、水素水と水素サプリについて、水素濃度の実験をした結果がありました。これについては、週刊文集と日本医科大学の太田教授が独自に測定した結果がほぼイコールという結果になりました。

商品名 メーカー名 パッケージ 週刊文春測定 太田教授測定 メーカー表示濃度
カラダの中からキレイに水素水 中京医薬品 アルミ缶 0.1ppm 0.11ppm 濃度表示無し
還元性水素水 伊藤園 アルミ缶 0.3ppm 0.28ppm 1.9~2.5ppm
水素水「悠久の恵」 ロート製薬 アルミ缶 0.5ppm 0.75ppm 濃度表示無し
水素たっぷりのおいしい水 メロディアン アルミパウチ 0.8ppm 0.95ppm 1.6ppm
高濃度水素水ナノ水素水スパシア K-Top アルミパウチ 1.1ppm 1.06ppm 0.7~1.4ppm
ナノ水素水キヨラビ KIYORAきくち フルミパウチ 0.9ppm 1.18ppm 1.23ppm
ナノバブル水素水 オムコ東日本 PETボトル 0ppm 0ppm 濃度表示無し
天然水素水VanaH VanaH PETボトル 0ppm 0ppm 濃度表示無し
水素水5.0 エコモ・インターナショナル 水素発生タイプ 4.4ppm 5.7ppm 当時は5.0ppm

驚いた事に高濃度水素水の説明しているのに、自社での濃度表示をしていない、メーカーがあったのは非常に驚きでした。

各商品に公式ページと思われるもののリンクを貼ってみました。冷静な判断でみていただくと良いかもしれません

今回比較対象になったメーカーさんで、メーカーの測定データーと、週刊文春らのデーターがほぼ一致したのが、水素たっぷりのおいしい水高濃度水素水ナノ水素水スパシア水素水5.0 の商品3点のみでした。他のメーカーさんは、残念ながらデーターを公表してかったり、測定データーと比較して違ったりとちょっと残念です。

特に、水素たっぷりのおいしい水高濃度水素水ナノ水素水スパシアはアルミパックだというのに、水素が抜けていないのは、非常に凄い事だと思います。

通常、水素は非常に小さな、元素ですので、水素にとってPETボトルの容器は、金網のようなものです。よく炭酸ガスが抜けないのだからと言われる人がいますが、炭酸ガスCO2は分量44で、水素分子H2の分子量2と比較して、単純に22倍の大きさの違いがあります(ちょっと厳密には違いますが)。つまり、炭酸ガスをボーリングの玉、水素をパチンコの玉と考えて、建物の境界に使うような金網に投げてみて下さい。パチンコの玉はほとんど、金網の向こう側に抜けてしまいますが、ボーリングの玉は、向こう側へ行く事は、ないですよね。 水素は、とても小さいため、PETボトルは基本論外ですが、アルミパックレベルで、水素が遮蔽されているのは、非常に驚きです。

それにしても、週刊文春がべた褒めした、水素生成機とはいえ、水素水5.0はすごい、現在は、水素水7.0とさらにレベルアップをしているが、実際どうなのだろうか?

水素水5.0ppm からグレードアップ アキュエラ水素水7.0ppmの特長

アキュエラでは、水素水7.0ppm という商品を現在販売していますが、これは、水素水サーバーでも使用されている、加圧充填式という方式に近い方法で、しかも、PETボトル内の水から科学反応を使用して、水素を取り出しているものです。

今回、凄いと思って説明を見ていたのですが、非常に疑問がでてきました。

水素発生素材の秘密

水素発生素材として、水素水5.0 でも 水素水7.0でも 食品添加物として許可のある、水酸化カルシウムとアルミニウムを使用していると、言われているのですが、ちょっと疑問が出ました。実は、学校で行う理科の実験にこのモデルケースが存在していたのです。それは、石灰水の中にアルモニウムを入れて、水素が発生する実権です。これは、石灰水は、水酸化カルシウムを水に溶かした物ですが、これらアルミの粉をいれると、水素が発生するのです。ゆっくりと反応するのも特長です。この時に水素とともに、テトラヒドロキソアルミン酸カルシウムというものが生成されています。実はこの反応は発熱剤の助剤として使われているものです。

耐圧PETボトルの謎

水素発生に使用している、耐圧PETボトルは、通常、炭酸飲料に使用するために使用されています。仕様としては、材料は、PET樹脂で、普通のものと違いは無いですが、通常のPETボトルと異なり、肉厚が厚くつぶれにくい、形状も、あまり段差が出ないようにしているものです。炭酸つまりCO2が出にくいように設計されているものです。CO2の分子量は、28ですので、水素の28倍の大きさがあります。厚みがある分たしかに抜けにくいですが、実際水素は抜けるでしょう。但し、高圧状態では、ヘンリーの法則から、通常の飽和量より、水の中に溶け込むためPETボトルから出にくくなるでしょう。そのため濃度については間違いないとお思います。

その証拠に、フタを開けた瞬間空気が抜ける音とともに、炭酸飲料のように、水の中に泡が発生します。これは、水に溶けている水素が飛び出してきているのです。そのため、飲む場合、やはり作りたてが良いでしょう。何故なら時間の経過で水素量が減少してしまうからです。週間文春でPETボトルの水素水が0ppmとの評価は当然の結果ですが、耐圧PETボトルでも同じですので、注意が必要です。実際水素の製造から多かれ、少なかれ減少していくので、賞味期限が短いものと思った方が良いかもしれません。

水素濃度判定は、本当に正しいのか?

今回、週刊文集で、どのように水素濃度測定を行ったのか確認したかったのですが、週刊文春のWeb記事も無くなっていましたし、中古の週刊文春がAmazonで、あるのはありましたが、超プレミア商品となって、10万円で販売されていましたので、購入までは、至ら無かったので、測定方法が判りませんでした。

水素水にも色々なタイプがあって、どうやって測定したら良いかと考えているとなんと水素濃度を正確に測れる、プロ仕様溶存水素計が販売されていたのです。溶存水素計THD-100水素水の濃度をちょっと高いですが、測るならこれは、おすすめですね。

今回、この水素水5.0ppm、水素水7.0ppmには、溶存水素濃度判定試薬 なるものが付属しています。

なんと、水素溶液に青い溶液を1滴入れると 透明に変わってしまい、1滴あたり、0.1ppmとの事で、非常に便利ですが、ここで注意が必要です。この溶液は、メチレンブルーと呼ばれる溶液です。昔から、酸化還元指示薬として使われていたものです。つまり、水素のある無しというよりも、還元剤となるものが入っている事で、メチレンブルーが、ロイコメチレンブルーに変化して、色が消えるのです。還元剤が入っている証拠になります。実際定量分析に使用されるものですので、正確性は高いものです。変色電位は0.35Vですので、ここからマイナスになると、透明になります。

ちょっと笑っちゃいますが、実はイソジンでも、同様の反応がおきるのです。これは、イソジンに含まれるヨウ素がヨウ化水素になる事で、透明になる反応なのですが、メチルブルーと同様ですが、水素以外の還元剤があっても実は透明になってしまうのです。なんと抗酸化物質の代表のビタミンCも還元剤ですので、これを入れても、実は透明になってしまうのです。

水素以外の還元剤が無い前提での確認で、ある無し判定で使用するなら、安価で便利なものです。

水素水5.0ppmの飲み方と量の取り方

水素水5.0ppmの水素水を飲みはじめたから、飲んでいる回数を減らすのは、おすすめ致しません。目安は、水素豊富水と言われる、1.5~1.6ppmの水素水は、個人差はありますが、1L/1日程度で、だいたい 1時間おきに100cc程度が最低量と考えています(水素の効果を感じる最低量の平均)。また、水素は、PETボトルからも抜けてしまう事もありますが、人の体からも抜けてしまうものなのです。折角濃水素水を飲んでも、1日1回では、使われなくなった水素が、どんどん体外へ出ていってしまうのです。

そのため、こまめに飲む事をおすすめ致します。濃度が濃いものであれば、絶対水素量も多いと考えられるので、1回の量を減らすことは出来ますが、頻度は、絶対に減らさないで下さい。1日1回しか飲まない場合は、効果が持続しないため、効かないとの判断が出るかと思います。

参考資料

水素水7.0ppm

アキュエラ水素水7.0ppmってどうなの?リアルな口コミ・評価がこれだ!

「水素7.0」は効かない!?表示スペックについて疑問あり!?という指摘

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