水素水の効果を信じて、飲んでいる人には、逆風の話題が非常に多い、昨今 水素水はニセモノ?のような話題が飛び交っています。しかし、この水素水の効果については、冷静に判断する必要があります。
水素水の効果は、報道での問題とは?
2016年12月15日の国民生活センターの水素水の発表を受け手、各マスメディアでは、水素水は効果の無いただの水との発表がありました。
詳細は「容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です-」を参照願います。
水素水の効果について、様々調べているものとして、この報道はちょっとショックでしたが、中身を見てみると、まあ当然の結果と思うような事が多い内容でした。
使用目的を”水分補給”と答えた、各水素水メーカーの言い訳
国民生活センターからのインタビューを受けて、各水素水メーカーとしては、効能を答えるにあたり、15社中11社が、水素水を水分補給目的で、飲用して欲しいとの苦しい回答であった。
もともと、日本では、水素水に例え効能があったとしても、広告等で宣伝文句として使用してはいけない決まりがあります。これは、薬事法での制約があり、水素水などは、化粧品や医薬部外品に属せず、清涼飲料水にの該当するため、効果、効能は絶対に言えないのです。
現在の薬事法の場合、人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることや、人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことも、併せて目的としているものは医薬品に該当するため、水素の効果、効能を広告等でうたうためには、10年以上の時間と新薬扱いとして、150~200億円程度の費用がかかります。
そんな事で、発売した場合コップ1杯の水素水が1,000円程度で販売される事になるでしょうか。実際現実的ではありません。将来も水素水や水素関連商品が、医薬品として認定される事はないでしょう。
水素水の効果は本当にないのか?
水素水には、様々な効果がある事が判っていますが現在研究中のため、一歩一歩解明されている内容です。
水素水での治療の一貫の研究として、最新の論文を紹介致します。
BMC Neurologyにて2016年5月に出版された、「A randomized double-blind multi-center trial of hydrogen water for Parkinson’s disease: protocol and baseline characteristics」では、178人のパーキンソン病の患者に対して、水素水を飲ます事で治療効果があるかと言う事で、二重盲信試験で8週間~72週間の飲用テストほ実施して効果を確認するという趣旨の論文です。事前に試験内容を発表する事で、内容の誤魔化しを防止する狙いでこのような発表をしているとの事で結果の発表が待ち遠しいものです。
またこの試験の前に48週間での事前試験をして良好な結果が出ているため計画した実験のようです。ちなみに ここでは、水素水は1日1リットル程度飲ませるように書かれています。
また、国内でも厚生労働省が、水素について、水素吸入治療法が、先進医療Bに承認されました。先進医療Bとは、未承認の医療行為と伴わない前提で、「当該医療技術の安全性、有効性等に鑑み、その実施 に係り、実施環境、技術の効果等について特に重点的な観察・評価を要するも のと判断されるもの」と書かれており、簡単な言い方であれば、「将来有望であるため、力を入れて取り組んでいこう」という趣旨のものと解釈できるものです。
詳細は先進医療 A 及び先進医療 B の分類に係る考え方について(案) を参照願います。
でも、本当に水素水として販売してよいの?
現在、水素水については、景品表示法上の規制はありませんが、表示したものと、中身の濃度が違っていたのは、やはり問題とされてもしょうが無いですし、実際 水素水濃度がどれ以上必要かは判っていないのも事実です。ただ、現在の研究は、水素豊富水である1.6ppmでほとんどがすすめられています。
また一般の人には、なじみの無い”ppm”は、1リットルあたり1mgの水素が入ったものを1ppmとよんでおり、コップ1杯の水に、1滴 水素を垂らしたようなものが1ppmの水素水とイメージしてもらえれば判りやすいと思います。
そんな水素水の濃度については、業界では、0.08ppm以上を水素水として表示してよいような事が言われています、しかし、研究している内容との開きが大きいため、水素水濃度が薄いものについては、効果を期待してはいけないように思います。しかし濃度が濃くても、水素を身体が受け取れなくては意味がありません。
水素水濃度としては、1.0ppm~1.6ppmこの間で設定する事が大事です。もちろん飲む時にこの濃度がある事が大事です。水素水は、作ってからしばらくすると濃度が減少する傾向がありますので、やはり作りたての新鮮な水素水を飲む必要があります。しかも飲む量としては、1日かけて3リットル程度をおすすめしています。
もちろん個人差はありますが、1.0ppm以下の水素水を1日コップ一杯 300cc程度で、水素水の効果を期待するのは、とても難しい事です。
水素水の評価として良かったものは何!
水素水の効果については、実際 評価はしていませんが、区民生活センターの試験で、水素水の表示濃度と実際に差異の無かったものとして、いくつかの商品があげられています。
そんな嘘の無い商品を紹介いたします。
水素水通販として評価されたもの
1.ナノ水素水 キヨラビ(株式会社KIYORAきくち)
熊本県菊池市の天然水を使って、作った水素水です。原水をSPGフィルダーによって濾過する事で、水のクラスターを一次的に分解して、水素を加圧水素溶存装置で添加した時に水素が抜けにくい水素水となります。
水素濃度は0.8~1.2ppmです。
そんな水素水を特殊4層構造のアルミパウチにて封入して届けています。
詳細はこちらを参照
ナノ水素水キヨラビ お試し 500ml×60本【送料・代引き手数料無料】 KIYORABI
2.水素たっぷりの おいしい水(株式会社メロディアン ハーモニーファイン)
山口県錦町のほたるが生息する、錦川系の天然水を使用して、独自開発のスーパーナノバブル製法で1.6ppmの高濃度水素水を実現した水素水です。それを4層構造のアルミパウチに封入しました。
出荷時の溶存水素濃度が飲む時にそれほど下がっていなすのも特徴です。
詳細はメロディアン水素水 水素たっぷりのおいしい水をご確認ください。
3.水素水H2(株式会社伊藤園)
伊藤園の水素水は、0.3~0.8ppmともともと、水素水濃度としては、低い方ですが、週刊文春で指摘された事もあり、検証結果としても、表示の差異はみせられませんでした。
詳細は、伊藤園の水素水!んっちょっと待った!!を確認してください。
水素水サーバーとして評価されたもの
水素水サーバーについては、今回残念ながら、1社のみが評価対象となりました。
水素水サーバー ルルド(ビクトリージャパン株式会社)
1番人気の水素水サーバー ルルドは、奇跡の泉である、ルルドの名前を取ってつけられた、水素水サーバーで、持ち運び可能な水素水サーバーです。水素水濃度も1.2ppmと申し分無い濃度で、1番の特徴は、ランニングコストが非常に安価で、1日5円で水素水が飲めるのが特徴です。
詳細は水素水サーバールルド(Lourdes)の水素水効果をごらんください。
参考資料
水素水は効果なしって本当!?世界一受けたい授業ヤバイよ・・・
“水素水の効果が信じられなくなった!水素水は大丈夫!” への1件のフィードバック